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アルマーニでお出かけ

     2006-11-30 : エッセー

 オヤジ臭さいだって?大丈夫、冬でも脇の下に、シュッとデオドラントしてから出かけるから。しかし簡単に言っているがこのデオドラント、実は大変な作業なのだ。身が縮む思いの身だしなみとでも言っておこうか。

 とにかく、スプレー式のデオドラント、冬とは相性が悪い。フグと青菜の比ではない。なんたって裸にならないとスプレーできないのが問題だし、断熱膨張した気体はきんきんに冷えている。うっ寒ぶーと、ユニクロとギャップの重ね着ファッションを脱ぐところから始まり、持っただけで冷え冷えとしたスプレー缶を右手に持ち、左の脇の下にシューとスプレーをするのだが、、、

 その瞬間「左脇の下方面、冷凍爆弾による奇襲あり」と中枢神経に報告が上がる。なんといっても、脇の下は重要拠点。体温を測るとき脇の下に体温計を挟むことでも良くわかる。そのくらい重要な器官の温度が急低下したのだ。一大事だ、全軍配置に付け、鳥肌全開!アドレナリン大量放射!脈拍上昇!全身が戦闘モードになる。実際に測定すると、スプレー前の脈拍60が、スプレー後5秒で72まで上昇する。こういう科学的態度が日本の技術立国を支えている。

 次は右脇の下だ。ここで葛藤が始まる。冷たいからもうスプレーのボタンを押したくない僕と、寒いから早く押せの俺が、少年ジェットとブラックデビルのように戦い始める。

 二者択一を迫られた心の葛藤が、老人を寺社参りに駆り立てる。自殺に駆り立てられるよりいいのだろうが「世の中、二者択一なんて無い、必ず第3の答えがある」というのは悩んでいる人にとって何の足しにもならない。そんなこと分かっている。第3の答えが分からないから悩んでいるのだ。

 ここに特効薬をお教えする。忍法先送りと穴熊戦法。「決められないもん決められへんじゃろ、もう寝たるわ」と不貞寝するのだ。いい加減なことを書くとき関西風になるのは辺境に対する偏見ではない。

 この特効薬をスプレー問題に応用すると「右脇の下はやめとこ」ということになる。スプレーはやめ、ぽっこりお腹・お尻補整下着を付け、ブルックスのシャツを着込んで外出。都会は冬でも暑い。なんとなく右脇から甘い匂いがしてくるような気がする。昔から脇が甘いと言われたものだ。


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前衛文体実験場

     2006-11-29 : エッセー

 文章を書く上で一番気をつけているのが、早く読めることである。どうすれば読むスピードが上がるか、どうすれば短い時間で読み終えることが出来るかということ。毎日が新文体の実験である。

 忙しい現代、読むのに5分もかかるようではカップヌードルは伸びてしまうし、キユーピー3分クッキングはさめちゃうし、ウルトラマンには最後まで読んでもらえない。

 今日の文章を読んでもらおう。15秒以下で読めるように設計されている。それ以上かかる人は音読なぞしとりませんか?右脳があっぱっぱと開花しちゃいますよ。 
 
 読み終わったあなた、簡単、明瞭、しかし無内容と読み取れれば、読解力は十分。ネタ切れと読んだあなた、深読みしすぎです。


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裸足は気の持ちよう

     2006-11-28 : エッセー

 海に散歩に行くと裸足になって波打ち際を歩くことが多い。夏は冷たくて気持ちがいいし、冬は生暖かい感じが好きである。スニーカーを脱いで、湿った砂に足をつけた瞬間がたまらなくいい。

 2002年の夏、出羽三山のひとつ湯殿山に行った。お参りをするのなら裸足になれと言われ、躊躇した覚えがある。温泉の流れている岩場を歩くのだから当然のことであるし、裸足なんか慣れているはずなのに、まるで裸になれといわれたような感じがしたものだ。せっかく来たのだからとハイキングシューズを脱ぎ、靴下も脱いでおっかなびっくり歩いた。お参りする心構えが出来ていなかったのだろう。

 富士見パノラマスキー場に無料で入れる足湯がある。スキーブーツから散々締め付けられていた足を開放し、靴下脱いで裸足になる。湯につかると幸せで足に羽が生えて飛んでいってしまいそうになる。

 インドのニューデリーで半日時間が余ったので、ガンジー廟へ行った。ここでも靴を脱ぐことになっていた。ガンジーはインドの英国からの独立の際、「非暴力・不服従」を提唱し独立運動を指揮した人である。この思想は平和主義的手法として世界に大きな影響を与えた。スーツ姿であったが、革靴と靴下を脱いで、モニュメントの前に進んだ。

 2006年3月、米国大統領ジョージ・ブッシュがガンジー廟に献花した。ローラ夫人と共に裸足だったそうである。イラクはしばし忘れ、非暴力の心構えは十分だったのであろうと思う。この訪問はインド国内にとどまらず、世界中に物議をかもし出したらしい。

 米国の空港では裸足になることを要求されることがある。爆弾捜査のためだから拒否できない。非暴力であっても不服従では飛行機に乗せてもらえないのだろう。


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嘘の裏の真実

     2006-11-27 : エッセー

 我が家のすき焼きイベントで肉は主役ではなかった。「お肉はね、おダシなの。おいしいお味がみんな出ちゃってカスなのよ。しょうがないからお父さんとお母さんが食べてあげるけど、子供たちはおいしいおネギやお豆腐をたんとお食べ」と潜在意識の隠しポケットの底にあるメンコの裏にまで刷り込まれた。

 普通こういう呪縛は、サンタクロースが来なくなる頃までには解けるものである。しかし、小学校や中学校で友達とすき焼きの話なんかしないですよね。情報遮断と、両親の綿密な連係プレイにより、私にとって真実は成人式を迎えるころまで行方知れずであった。

 1970年、米帝との安保闘争に敗れ、アメリカ館の月の石でも見に行こうかと、はじめて新幹線に乗り大阪万博に向かった。宿泊は薬剤姉の嫁ぎ先の津。車で会場まで連れて行ってもらったが、アメリカ館をぐるぐる巻いている人の列を見てあきらめました、本当に見たかったのに。

 夕食は松坂の和田金。網焼き、あんな肉の塊食ったの初めて、イヤーうまいもんだ。その後ですき焼きが出てきた。うん?肉だけ焼いて、どうぞですか?周りを見ると皆うまそうに肉を食っている。その瞬間、二十数年の記憶が暴れ馬のように頭の中を駆け回った。も、もしかするとだまされていたのか?

 インターネット上にすき焼き占いというのがある。早速やってみると、あなたはすきやきのタネで言うと「肉」ですと出た。

 「いつも中心的な存在、、、パーティーなどでは必要不可欠な、、、義理人情を重んじ、周囲から信頼、、、どんな困難な状況にあってもパニックになることなく、、、」

 これ、全く違っているのですけれど。逆です。パニック症候群など、人体実験に献体しようと考えているくらいなのに。

 占いが外れるはずは無い、きっと解釈が間違っているのだと考えると、合点がいった。私は確かに「肉」である、ただしダシに使われる「肉」なのだ。衆院選の刺客のように、使い捨ての運命なのである。そういえば人生において何度「俺をダシに使いやがって」とつぶやいたことか。

 親の有邪気な嘘が、子供の将来をスポイルしたとしか思えない。すき焼きでは肉が主役と教えてくれてさえいれば、今頃は社長か大臣、、、

 最近やっぱり肉より豆腐のほうがうまいのじゃないかと思うことが多くなってきた。年をとったからかなあ。あっ、それと写真は和田金ではありません。


謝辞:この文章はシャロンさんの文に触発され書かれたものです。


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曇った鏡、のち晴れ

     2006-11-26 : エッセー

 電車で隣に座った女高生が化粧をはじめた。正直な感想を書くと、おやじコールで非難される危険があるのでやめておく。ふふふ、それはファウンデーションて奴かな?しかし、ちょっと気になったのが手鏡が汚れていること。余計なおせっかいだが、その鏡で蝶に変身できるのか心配である。この汚れた鏡を分析すると、きれいになりたいけど現実は見たくないということ。これは私の意見ではなく、心理歴史学者ハリ・センボン博士の分析手法によるとこうなるのだ。

 鏡には3種類あると思う。見たいのに見えない鏡、見たくないのに見える鏡、そして女高生愛用、見たくないから見えなくていい鏡。

 日本で毎日、最も多く見られている鏡は、車のバックミラーだろう。強面のトラックの運転手さんが、3秒に一度は鏡に目をやるというのは、一寸可愛いしぐさに思える。もっとも映っているのはご自分の顔でなく、覆面パトカーのようだが。彼らのパーキング・エリアでの、バックミラーだけを頼りにした、誤差10cmかと思える職人芸を見るたびに、木下大サーカスをただで見られて得をした気分になる。

 それに比べ我がエスカル号についているバックミラー、前進中はほとんど開店休業状態。パーキング・エリアでは職場放棄、どこでハンドル切っていいのやら、どこでブレーキを踏んでいいのやら、ちゃんと教えろよと思う。見たいのに見えない鏡、きっと安物のバックミラーが付いているのだろう。

 カーブミラーも見たいのに見えない鏡のひとつ。交差点のミラーにウインカー出している車が映っている。えーと、鏡の中で向かって左側のウインカーだから、うーんと、お茶碗持つほうが左手で、わっ、こっち曲がってきたよ、危ないじゃねーか。正しい情報を伝えてるって?いえ、それは極端な異端の邪説だ。

 見たくないのに見える鏡の第一位は風呂場の鏡。目と鼻の先の大きな鏡の前で、三段腹を洗えとは、最初の頃に書いた自分のblogを無理やり読まされるのと同じくらいの拷問だ。昔は湯気でちゃんと曇るように設計されていたのだが、最近は鏡の裏にヒーターとやらが忍ばせてあるらしく、曇らない。科学の進歩が、文明の衰退を加速する良い例だろう。この衰退の期間をいかに短くするかが問題なのだ。

 見たくないから見えなくていい鏡には歴史の鏡もある。いやー、この段で落とすつもりが、なにやら面倒な話題になってきた。私の宿題にさせてもらう。

 それにしても鏡とはすごい装置だと思っている。電気もガソリンも食わないのに365日、24時間、世界を映し続けているのだから。時々ガラス・クリンビューできれいにしてやろう。



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クレジットカード

     2006-11-25 : エッセー

 NICOSカードから「おいしく食べて、最大5万円分のギフトカードが当たる!」「食べて満足!もらってお得!」ごちそうキャンペーンの案内が来た。

 DCカードでも「飲食店でのお支払いはDCカードでラッキーキャンペーン」というのをやっている。抽選で1万円のギフトカードが当たるのだそうだ。

 レストランを利用したら是非カードをお使い下さいということ。ポイントが付いた上に、ギフトカードを貰らえるかもしれないとは、こんなにいい話は無い。「世の中にただで儲かる話など無いんだ」と親に散々言われたが、いやーいい話だね、同じ払うならカードで払おうと思うのだが、、、、、

 ところで飲食店の側からは悲鳴をよく耳にする。クレジットカードで支払いを受けると、カード会社に手数料を6%から7%取られるのだそうだ。日本ではこれを客に転嫁してはいけないことになっている。手数料を上乗せしたりすると、自称グルメ評論家から矢のような非難を浴びたりすることになるのだ。

 「今、金が無いから買えないや」という状況が減るので、小売店にとって売り上げが増えると言うのがカード会社の理論。この理屈には一理あると思うが、本当に小売店の利益の増加につながっているのだろうか。

 いやなら加盟しなければ良いというのが最後の捨て台詞だが、キャッシュレス社会とかいうキャンペーンをはり、ほとんどの飲食店でカードが使えると教育された日本では、加盟しないと客に迷惑をかけることが多くなるのは避けられない。

 といってもクレジットカードがいけないと言っているのではない。寡占の進んだカード業界が危険と言っているだけ。競争が無い結果、手数料が高止まりしているのではないか。結局カード会社だけ儲け、客と飲食店が損をするということにならなければよいのだが。

 WSJの記事によると、米国ではVISA、MASTER等に対し、手数料談合に対する訴訟が頻発しているらしい。また、公にはされていないが、小売大手ベストバイ、トイザラス、ホームデポなどは交渉により手数料カットに成功したらしいと書かれている。実際ウオルマートは、1000億円の手数料削減になったというのだ。

 日本で今後、カード払いが可能になる税金・公的料金は総額で年間20兆円以上になると言われている。その数パーセントの手数料でも莫大な金額だ。政府は手数料の交渉を上手にできるのだろうか。一寸ばかりの政治献金を貰ったぐらいで、カード会社の言いなりになってしまうような政治家は日本にはいないので大丈夫だとは思うが、がんばって欲しいものだ。
 
 クレジットカードを使えば結局自分が損をしているというのは分かる。しかしシェル石油のスターレックスカードはガソリン1リットルあたり5円も安くなる。これだけは例外にしておこう。それに「税金のお支払いはDCカードで!ポイント2倍キャンペーン中!!」と言われても税金を現金で納付するかどうかは自信がない。


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お父さん、がんばってね

     2006-11-24 : エッセー

 カナダ人と結婚した友人の家でお茶をしているとき、アメリカの小学校ではこんなこと教えてるらしいよと、精子バンクの話題になった。従来の、父親と母親がいて子供がいるという家族の枠組のほか、父親がいなくて母と人工授精による子供という家族というのもあるのだと教えているらしい。お父さんのいない子供がいじめに会わないようにということかもしれない。

 離婚が当たり前になってきた現代、いわゆる父親がいない家庭は多いのだろう。しかしこれは従来と異なる事態である。「週末は別居中のお父さんとディズニーランドへ行くの」とはぜんぜん違う。もともと父親が存在しないのである。女性の生活力の向上につれ、わずらわしい父親不要、でも優秀な遺伝子は欲しいと考える女性が急増しているということだ。精子バンクの人気ランキング上位の精子は高額で取引されているらしい。

 歴史的に見ても女性の地位が向上すると一夫多妻制が出現すると言われている。選べるのなら優秀で経済力のある男の子供が欲しいと思うかららしい。一夫一妻制は、どうにもならない男にも配偶者を与えるために作られた、男社会の陰謀なのかもしれない。

 法務省は、「母子関係は出産によって生じ、、、」としているので、法的にも問題なく、日本でも増加していく可能性がある。

 しかし男性の立場で同様にこの代理出産をやろうとすると問題山積である。アジア系女性から提供された卵子を使って体外受精し、別の米国人女性の代理母から双子が生まれたとする。日本での出生届けは受理されない。最高裁で確定した判例である。

 シングルマザーを考えているお嬢さん方、子供にとって父親は必要不可欠ですよ。休みの日にはキャッチボールしてやります、自転車の乗り方教えてやります、お風呂に入れてやります、内緒ですけど立ちションも教えます、それから何があったっけなー、、、うーん、、、え?きみ女の子だったの?


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この情報をどう使いますか?

     2006-11-23 : 科学、技術

 「電気で言うなら、原子力もありますが、首都圏から離れすぎているため、発電量の半分くらいしか使えません。これは結構知られていないのですが、電気は発電所から家庭に送られるまでも減り続けているのです。例えば福井の原発から東京に送電すると、約半分になるとも言われます。」

 これはある人気blogの一節です。全体の論旨はCO2の排出を削減すべきということの様ですから、特に目くじら立てる必要がないと思いましたのでコメントでの指摘も控えていますが、半分になるというのは間違いじゃないかと思ってます。

 インターネットを検索すると損失は10%以下に制御されている、実際は5%前後であると説明してありますし、50%の損失といっている人たちが何をどう勘違いしたのかも説明されています。ただ、インターネットには上のblog以外にも送電中に半分がロスになるという記述が多く発見できるのも事実です。誤った情報がインターネット上で高速増殖していったのでしょう。

 さて、このように相反する情報がある場合、どちらが正しいのかを、どう判断すれば良いのでしょう。電気工学の知識がないと判断できないというのは事実ですが、世の中には電気工学を知らない人の方が多く、そういう人達に、自分の理解していないことを喋るんじゃない、と言い切ってしまって良いとは思えません。理由を理解していないある事実をベースにして、論旨を組み立てていく作業というのは当然あってしかるべきだと思うからです。

 そうなるとどう判断すればよいのかです。自分の理解していない事柄に対し、何が事実であるかを100%正確に判断することが無理なのは当たり前です。それでも、より正確に判断するという努力は可能です。

 私はまず原典を探します。原典が分かればどういう立場の人の意見か明確になるからです。医学に素養の無い私が「サッカリンとタバコ」で「ヘビースモーカーの子供の肺がんの発症率が明らかに低いというレポートが出てきた」と書きました。これは週刊ポストの記事を見、JNCIのサイトを探し出し、半ページの、結果しか書いていない元論文を読み、同じ結論の他の論文が無い限り冗談ネタにしか使えないと判断し、あの文になっています。

 常識でも考えます。私に電気工学の知識がないとしても、「距離が遠いため発電量の半分くらいしか使えない」というのはおかしいなと考えます。そんな不経済な事するかなあ。距離が問題になるのなら福島や東海村を増強するのではないかという疑問が湧きます。疑問が湧いた情報については使うのを慎重にしています。福井の敦賀発電所は東電でもないし、比喩としても東電の新潟柏崎刈羽原子力発電所のほうがいいのじゃないか、と思えばますますこの情報は使えないと判断します。

 可能ならば、そのことを良く知っている人に相談します。ちゃんと分かっている人でしたら分かりやすく理由を説明しながら正誤を教えてくれるはずです。もし、電子工学に関して分からないことがあったら質問してください。無償でお答えします。何しろコメントが少なくてモチベーション下がりっぱなしなもんですから。写真は福井へ行った時に撮った美浜発電所の写真です。ズワイガニ食ってきました。



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やれ打つな蠅が手を摺り足を摺る

     2006-11-22 : 科学、技術

 温暖化の影響か11月だと言うのにまだハエがいる。宮本武蔵は箸でハエを捕まえたらしいけど、これはかなり難しい。なにしろ敵は生物界一のアクロバット飛行士なのです。結局、化学兵器やぬれタオルなどの出動になるのだけど、それでも逃げおせたハエには一時休戦してやりましょう。相手は最新コンピュータもかなわない情報処理マシンなのです、ちょっとは敬意を払う必要があります。

 宇宙飛行士がぐるぐる回るリングの中で宇宙遊泳の訓練を受けているのを見たことがありますか。そうそう、今アメリカのストリート・マジシャン、デビッド・ブレイン氏が空中生活で使っているようなやつです。それをごく小さくした装置にハエが縛り付けられています。ハエの飛行能力を調べようと言うのです。

 今ハエはコンピュータ科学の注目すべき研究テーマになっています。既に述べたようにハエの飛行能力は生物界随一と言われています。垂直上昇、垂直下降、後進、宙返りしたまま天井に着地などお手のもの。窓ガラスや壁にぶつかって墜落し始めたとしても10万分の1秒以下で体勢を立て直し逆方向に飛んでいくことができるのです。

 それがどうしたと言うかもしれませんが、注目すべきはその飛行制御命令を出しているのが、ほんの数百しかない神経細胞だということです。これは今時のトースターに入っているコンピュータよりはるかに簡単なものです。現在、最先端の戦闘機、ロッキード・マーチン社のF-35統合戦闘攻撃機には靴箱ほどの大きさのコンピューターに、飛行制御だけで110万行のプログラムが使われています。それなのに出来ることはハエの足元にも及ばないのです。

 これを解明しようと言うのが先の実験です。ハエの神経細胞に電極を差し込んで実験していると聞くと、なにか浮世離れした科学者を想像するかも知れませんが、MAVの開発が目的と聞くと、のん気な事は言ってられなくなります。MAV、マイクロ・エアー・ビークル訳すると超小型無人機かな。アメリカの国防省防衛高等研究計画局(DARPA)が、カメラを載せて索敵や、最終的には爆弾を搭載するために使おうとしているものです。

 あなたに箸で捕まるのろまなハエがいたら、すぐさま踏み潰したほうがよさそうです。MAVである可能性が限りなく高いからです。


REF: IEEE Spectrum Nov.2005 P40-45 FLY LIKE A FLY
IMAGE: EYE OF SCIENCE/PHOTO RESEARCHERS INC.

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紅葉はTシャツで

     2006-11-21 : フィクション

 中央高速で枯葉マークをつけたポルシェがすっ飛んでいく。なかなか元気で良いのだが、この年配のドライバーがつけている紅葉マーク、私はあのマークを見るとちょっと寂しくなり、そして老人に失礼だろうと思うような年になった。

 夏の間にたっぷり蓄えた養分を、今金色に変え生を謳歌しているシンボル、素敵じゃないかと言うのは部外者の妄想。秋の次には決して春の来ない冬が来ることを知っている彼らに、紅葉マークをつけて運転しなさいとは何事か。紅葉マークではストレートすぎる。

 ところでこの紅葉だが「日がだんだんと短くなってきた晩秋の夕暮れ、大きな橙色の太陽に力なく照らされている深紅の紅葉」。これはいけない、気分が滅入る。老人にお勧めなのは初秋の紅葉だ。私が紅葉を見に行くのは下界はまだ暑く、空にはまだ入道雲が出ている頃、Tシャツで行くことができれば最高。

 関東周辺で最初に紅葉するのは長野県の麦草峠のそばにある白駒池だと思う。標高2127mの麦草峠は、日本の国道で2番目に標高の高いところだが、道路は整備され、駐車場もあるので簡単に行くことができる。

 紅葉には水がよく合う。ここにはその両方がそろっている。例年10月の第一週に行っていたが、今年2006年は9月30日と10月8日の二回行った。

 9月30日はまだ残暑、暑い暑いと言いながら蓼科のあたり、メルヘン街道を上って行く。大の大人がメルヘン街道を走るというのも一寸恥ずかしい気持ちがするが、山梨にはクリスタルラインとかもある、この名前付け何とかならないもだろうか。

 いつもだと道中の紅葉も楽しめるのだが今年はまだちょっと早そう。今日の白駒池有料駐車場はがらがら。ここでお手洗いを借りて、お弁当を持ってさっそく登る。白駒池まで駐車場から歩いて15分、当然Tシャツででかける。

 ドウダンツツジは真っ赤に紅葉し、満点星5つだったが、残念ながら全体的にはまだ二割程度の木々が紅葉しているだけ。しかし夏の青さの空、力強い雲、シャープな光線、緑から黄色、赤へのグラジュエーション、写真には最高の条件だった。ところがすばらしい作品が撮れるはずが、マクロ設定のまま撮ってしまったピンボケ写真のオンパレード、卒業とは行かない。



 10月8日、普通だったら絶対に行かない。なんたって連休、めちゃくちゃ混むはずだ。しかし、先週が一寸紅葉には早かったのと、いい写真が撮れなかったので、再挑戦。いつもより1時間早く出発。先手必勝のはずが白駒池の駐車場から2km手前、麦草ヒュッテのところまで車がつまって全く動かない。後で聞いたら朝の7時半には白駒池有料駐車場が満車になったらしい。麦草ヒュッテに駐車し歩くことにする。

 今日は全面の紅葉だ。渋谷ほどではないにしても、原宿程度の人ごみの中を、木道に沿って池の周りをめぐる。ドウダンツツジは完全に落葉し、先週の面影はない。人が多すぎてなかなかシャッターチャンスが無いのが残念。池のほとりに三脚を構えてうずくまっているTシャツのカメラマンがいた。先週も来たとのこと。「イヤー、こんなに寒くなるとは、、、」震えているようだ。

 2000メートルを超える山を甘く見てはいけない。Tシャツの上にはウールのシャツ、その上にはセーター、その上にはウインドブレーカーを用意してある。今回はウインドブレーカーまでお世話になったが、お昼は震えながら食べる始末。それでも温かいきのこ汁で体が温まってくると、訳も無く気持ちは前向き全開モード。人生まだまだこれからだと、麦草ヒュッテまで足取り軽く、途中から一寸足がもつれたけれど元気に下山した。

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BON JOVI も入ってますけど

     2006-11-20 : エッセー

 愛車エスカル号の6連装CDオーディオ装置が壊れた。1995年の新車登録時につけた純正のサンヨー製である。この間にSONY製カーナビは代替わりしているので良く持ったほうと言える。

 でどうしたものか考えた。新しい機械に交換するのも車の寿命を考えるともったいない。ひらめいたのがipod。ipod用のFMトランスミッタをシガーライターソケットに挿すだけで音楽がFMラジオから聞こえてくる仕掛けなのだ。横浜駅前のビッグカメラでipodを買って、リアルプレーヤーに保存してあった4300曲を移して、いざドライブへ。

 ところが問題発生、リアルプレーヤーから持ってきた曲の題名などがitunesでは日本語が文字化けして読めない。日本語コードが違うのが原因らしいのだが変換方法無し、気長に一つ一つ修正していくことに。

 車の中ではほとんどシャッフルプレイ、ランダムに選ばれた曲が再生されてくる。これがなかなか優れもの。普段聞かない曲や、こんな曲あったんだと言う曲がどんどん流れてくる。クイズ・ドレミファドン。 これは、、、微笑がえし、キャンディーズ、、、懐かしいなーと思っていたら途中で急に曲が変わってしまった。隣で副操縦士がipodのスキップボタンを押したようだ。ザ・ピーナツやチェリッシュもお気に召さないようである。

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RENT2006年日本公演

     2006-11-19 : 映画、舞台

 5月に映画RENTを見たのです。映画が終わって、気持ちはエンジェルと、ハイテンションでロビーに出てくると、一角に人だかり。耳に飛び込んできたのは「残りあとわずかです」の声。 テンションギアをさらに一段上げ、理性リミッタをはずして小走りで覗きに行ったのはもちろんです。

 制服のお嬢さん達が声を上げています。「RENT秋の日本公演チケット、先行発売です、いい席まだ若干残っております」。若干?若干ですか。どのへんが残ってますか?気が付いたら笑顔のお嬢さんが、お支払いは一括でよろしゅうございますか?と言っていた。若者よ、こういう時はちゃんと敬語使えるんだね。ブロードウエイミュージカルRENTのチケット2枚お買い上げまでわずか3分。マインドコントロールだろう、これは!

 1996年NYの小劇場でオープンし、わずか2ヵ月後にはブロードウエイに進出したこのミュージカルは、現在でもロングランを続けている。これはオペラ座の怪人、美女と野獣に続く記録だそうだ。アンリ・ミュルジェールの戯曲、「ボヘミアン生活の情景」をもとにして作られたプッチーニのオペラ、ラ・ボーエムを下敷きにしている。どうですか、一寸複雑でしょう。そういえば曲の中でボヘミアン、ボヘミアンと言ってましたね。

 昨日、電飾ぎらぎらの東京厚生年金会館へ行ってきました。俺の年金でこんなもの建てたのかというのは別の機会にして、トイレの長い列に並び集中力を高め、公演が始まったのです。ロックとミュージカルをあわせたような舞台は、ロック好きの私にはたまらない、圧縮されてないダイナミックな音に鳥肌が立ちました。

 物語はニューヨークに住むエイズ、ドラッグ、同性愛、友の死などさまざまな問題を抱えながら日々を生きていく若者を描いています。シチュエーションの共感は日本では一寸難しいかと思うし、歌詞は舞台の両袖に電光で表示されるが、半分くらいしか訳していないので、細かいところまで分からないのが一寸残念です。

 看板に偽り無く、確かにいい席でした。12列25番、ど真ん中。望遠鏡片手に2時間半、楽しむことができました。お嬢さん方、ありがとう。ロビーの黒山の人だかりではシカゴの2007年公演のチケットを売ってました。見ない振りして帰ってきましたけど、、、


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マリア改めイブ

     2006-11-18 : エッセー

 「男なんかいなくたって子供はできるのよ」近所の高校娘の台詞ではありません。庭に生えているキウイ娘の呟きです。キウイの実はご存知ですよね。鮮やかな緑色の果肉の中にゴマより小さな種がぶつぶつと入っている奴です。ケーキに良く使われているけど私は匂いが一寸苦手。

 キウイフルーツは中国原産で、ニュージーランドで品種改良され現在の形になったと言われています。これが驚くほど生命力が強く、つる性の枝を一日に何十センチも伸ばし辺りかまわず絡み付いていく困り者。春先には柚子の木や木蓮、はたまたアンテナの線に絡みついたり、キウイの枝を落とすのが日課になります。

 これはたまらないと、3年前に文化大革命も真っ青という大粛清をしたのです。何で二本もあるんだと、一本は根元からばっさり、残った一本も枝をつめたら翌年まったく実がならない。はあ?雄株と雌株があるんだって!そう、ばっさりやられたのは雄株。冷血動物が一言、知らなかったの? はい、知りませんでした。それから雄株もちょろちょろと枝を出し始めているのでこれには当分触りません、放任主義で育てます。

 そんなわけで今年こそはと思ってたけど、大人になりきれない雄株に花が付かない。今年も駄目だなあと思っていたら8月ごろ一個だけ実が大きくなっているじゃないですか。小さな奇跡起が起こったのか。君はマリア様だったのか。

 大騒ぎしていたら冷血動物が一言、金子さんとこ今年も沢山なったわね。金子さんは100メートルぐらい離れたお宅。キウイ娘よ、ミツバチにそそのかされて金子さんちの禁断のりんごを食ったのか?これからイブと呼ぶ、庭から追放はしないけど。


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5分で分かる米国の選挙

     2006-11-17 : エッセー

 昔、米国で入場料80万円のコンサートがあった。バーブラ・ストライザンドの自宅で開かれたこのコンサートはビデオ化され、ONE VOICEというタイトルで発売された。その後、絶版となり幻のビデオと呼ばれていたが、今年、DVDで再発売となっている。写真は当時のレーザーディスクのジャケット。

 1986年9月、共和党のレーガン政権下の中間選挙の年に行われたこのコンサートは、民主党候補を支援するのが目的であった。選挙の結果、上院下院とも民主党が過半数を取ることになったが、このコンサートが大きな影響を与えたといわれている。

 2006年9月、共和党のブッシュ政権下の中間選挙の年に再発売されたこの20周年記念DVDは当然民主党候補を支援するのが目的である。選挙の結果、上院下院とも民主党が過半数を取ることになった。影響については分からない。

 米国の選挙について簡単に説明する。これだけ知っていれば常識人として威張れるだろう。全国レベルの選挙は必ず2年ごとに行われ、投票日も11月の初めの火曜日と決まっている。上院、大統領、下院の任期はそれぞれ6年、4年、2年である。だから上院は2年ごとに3分の1が改選になる。大統領選挙の無い年の選挙を中間選挙と呼んでいて、現政権の信任を問う意味が大きい。レーガンもブッシュも国民の信任を得られなかったということになる。

 政党についても簡単に説明しておく。共和党は保守、大企業がキーワードで、対日政策は米英関係をモデルにし、日本重視。民主党はリベラル、知識層、ハリウッドがキーワードで、対日政策は「外圧をかけないと日本は動かない」をテーゼとしている。親中派が多い。

 これだけ理解していると、本来共和党の支持基盤である、業績悪化のはなはだしい自動車業界が民主党の躍進を歓迎しているのもうなずけようというものだ。ふむふむ、成程と一寸他人に喋ってみたくなりませんか?うざい奴と再認識される可能性大ですけれどね。

 政治的意図は別にしてもこのONE VOICEは非常に良くできている。まあ金もかかっているので良くて当たり前かとも思うが、お勧めだ。今レーザーディスクで持っているのは一寸心配なので、DVDも買おうか迷っている。次世代ブルーレイ・ディスクで発売になるのなら待とうかという気もするが、ベータマックスのように途中で撤退は無しですよ、ソニーさん。


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柚子と月桂樹そしてエゴイスト

     2006-11-16 : エッセー

 マッチの匂いが私を40年前の高校の教室に連れていった。体操着に着替えている場面にいきなり連れて行かれたのです。もちろん当時タバコは吸ってません。臭覚が昔の記憶を鮮明に再構成したのか。いや、その場面に連れて行かれたという感覚の方が近い。何故その場面なのか匂いと脈絡が無い事と、異様に詳細に思い出すということが特徴です。科学的思考の訓練を受けた頭脳はここに、真理のかけらを嗅ぎ取ったのです。
 
 何かを思い出す時、匂いが役に立つのではないか。最近とみに思い出せないことが多い身にとって福音になるかもしれない。アロマテラピーはそういうことだったのかもしれない。お香が効くとなると、なにやら金の匂いまで漂い始めるぞ、、、

 庭にある月桂樹の枝を折り、ちょうど黄色くなり始めた柚子の実をもぎる。設問、映画プリティ・ウーマンの主演女優の名前は?良く知っているのだが名前の出てこない典型的な問題だ。デミ・ムーア?サンドラ・ブロック?エリン・ブロコビッチ?マットを3回たたいてギブアップ。

 それでは実験開始。まず柚子の実を嗅いで。シェール?スーザン・サランドン?ミシェル・ファイファー? 確かに時間は遡ったような気はするが方向が違うように思う。次に月桂樹の匂いをたっぷり吸い込んで。オードリー・ヘップバーン?レックス・ハリソン?うーん、主よいずこへ。しからば最終兵器、エゴイストを手ぬぐいに思い切り吹きかけ、全共闘スタイルで鼻に巻いてみる。これは気持ちが悪くなって実験中止に追い込まれました。

 明日アロマ用の精油を買って来るとして、夕方のジョギングに出かけた。10分も走った頃、前触れも無くジュリア姫の名前が出てきてしまったのです。いったいどうしてくれるんだ、実験が台無しだ。

 ここまで読んできたあなた、何か期待していました?もし実験に成功していたらこんな文章を書いているわけ無いじゃないですか。東洋の神秘、超絶技香エリンの製造販売会社を立ち上げているはずです。さあ皆さん走りましょう。


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好き、嫌い、好き、嫌い、好き........

     2006-11-15 : エッセー

 競争社会で勝ち抜いて行くためには正しい戦略の選択が重要です。この当たり前のことが難しいのは、競争相手の戦略の選択によってこちらの選ぶべき戦略が変わってくるから。当然敵も馬鹿ではないという前提で戦略を立てるわけですけど、堂々めぐりになり合理的な選択はできないのです。じゃんけんの必勝戦略を考えるようなものですね。

 このひとつの解は、戦略の選択を全くの偶然に任せるのです。さいころを振って決めなさいということ。相手は困るでしょうね、こちらの動きが全く読めなくなるのだから。古代には亀の甲を焼いてそのひび割れで戦略を決めたりしていたらしい。非合理的だと思う人、違うのです、現代にも通用する方法なのです。江戸時代以前の最高学府、足利学校で教えていた重要な科目に易学があったのもその有効性が認識されていたからでしょう。

 日本では60才とか70才の社長が大勢います。年とともに記憶力と判断力が鈍ってきているはずですね。いったい彼らは正しい判断ができているのでしょうか。この疑問はランダムというキーワードで解決します。判断できないことが社長に要求される能力であるということ。生きる「さいころ」であって欲しいというわけです。言ってることが支離滅裂で、朝言ったことと反対のことを夕方に言うから社長なのです。この社長に特定のモデルは存在しません。

 試験で鉛筆を転がしている貴方、結婚相手を決めるのにコインを投げた貴女、誕生日から流して馬券を買う君、花びら占いのお嬢ちゃん、みんな正しいやり方です。あなた方を人生の真実を知る賢人として尊敬してます。でも社長ってさいころに置き換えできるのですね。上の写真は足利学校の孔子廟です。

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