ウサギと赤とんぼとカフカ

     2007-04-24 : エッセー

 うさぎ追いし かの山
 小ぶなつりし かの川
 夢はいまも めぐりて
 忘れがたき ふるさと

 小さい頃よく聞いたこの歌。かなり大きくなるまで「ウサギ美味し、、、」だと思っていたというキムラさん。兎はご馳走だったらしい。釣った小鮒もきっと食べたに違いないので、筋は通っている。

 私の場合は赤とんぼ。

 夕焼け小焼けの赤とんぼ
 負われて見たのはいつの日か

 「おわれてみたのはいつの日か」がどうしても解釈できなかった。子供心に必ず合理的な意味があると考えた。その結果が、赤とんぼの気持ちを歌っていると言うこと。赤とんぼになってしまった自分が、子供に追いかけられている情景と刷り込んでしまった。

 ある朝、寒さと不安な夢からふと覚めてみると、ベットの中で自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな赤とんぼに変わってしまっているのに気がついた。薄くきらめく羽のはえた背中を下にして、仰向けになっていて、ちょっとばかり頭をもたげると、6本の足の生えた真っ赤な腹部が見えた。

 こんな変身をしたのだとしたら、子供なんか怖くない。頭からひとかじりできそうだ。残念ながら想像力はここまでたくましくはなかった。サイズは小さな赤とんぼのままに変身していたから、夕日を保護色として、一生懸命に逃げまどっていたわけだ。

 「たとえ『うさぎ追いし』だとしても同じことよ」とキムラさん。「兎を追いかけて捕まえたらどうせ食べるんだから。捕まえたらこうやって耳を持っておもいきり地面に、、、、、、、、


Ref:「変身」フランツ・カフカ


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