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植田賞、村下卓児の「F席の客」

     2008-06-11 : フィクション

 今週の月曜日、新進の推理小説作家に与えられる植田賞の発表があった。去年は該当なしだったが、今年は村下卓児の「F席の客」が受賞した。今年の第7回植田賞は2007年4月から2008年3月までに出版された単行本の中から選ばれている。さっそく買ってきた。

 この「F席の客」は密室ものである。羽田発JAL1145釧路行きのエアバスA300-600R内で発見された女性の死体。首の後ろに細い針が刺さっている。明らかに殺人事件であり、犯人は機内にいる誰かである。確かに密室条件はクリアしている。しかし乗客290人、それに乗務員を加えた300人を超す被疑者、これでも密室と言えるのか。もしこれが密室なら宇宙船地球号だって密室になる。

 そしてこの被害者、持津茜子が元スカイマークの客室乗務員であることから話は複雑になる。と言うのも、このJAL1145便の機長、高木は元スカイマークのパイロットで、JALに引き抜かれたばかりなのである。その上、JAL1145便がスカイマークのSKY601便の運休に伴う臨時定期便だったのだ。おい、ちょっと待て、臨時定期便はないだろう、臨時定期便は。言いたいことはわからないでもないが。

 これから読む人もいるかもしれないので、細かいことは書かないが、犯人は大金を借りていた青田である。青田借り、ということらしい。犯行のトリックは、持津茜子の座席が85Fで青田の席が85Gと一見隣り合った席のように錯覚するが、実は通路を挟んだ隣ということを利用している。持津が寄りかかっていたのは青田ではない。つまり、持津もたれづ、、、、って、、、、駄洒落か。

 名前を使った駄洒落は反則とよく言われるが、推理小説を駄洒落で落とすのはやめて欲しい。植田賞の選考委員には猛省を促したい。読むのなら文庫本が出てからで十分だろう。もう読んだ人で、この書評と同じ意見の人は下のボタンを押して投票しておいて欲しい、後日参考にさせていただく。



Ref: http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080609/dst0806092242008-n1.htm
 
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Unknown

まだ読んではいませんが応援のポチを押しました。
kumasanの駄洒落?と思って読んでいたら、なんと新進気鋭作家の駄洒落なんですか?
駄洒落は好きですが、これはちょっといただけないかも?...ですね。
私も推理小説を読む時は文章がとても気になります。
名文を要求はしませんが、プロットやトリックを納得させてくれるだけの文章表現をして欲しいと思っています。
海外ベストセラーものの超訳も味気なくてつまらないです。
読み物として楽しみたいので、たとえミステリーでも文章の質の高さは重要な要素ですね。

ダウト

駄洒落がくまさんの作風だし
犯人まで書いてあるし
検索しても、?だし
ダウト

Unknown

私も拝読いたしました。
私は、kumasanと違って大変面白く読みました。
私見ですが、今年の篠崎隼人文学賞も間違いないのでは・・・?
と、思っています。
なんと言っても駄洒落の質が高いので、開高健の再来・・・もしくは林家三平の再来かとも思えます。
今一番興味のある作家です。
中でもどうして「村下卓児」などというペンネームにされたのかが一番気になるところです。
書評は違いますが、嘘つきという共通点がありますのでポチはしておきます。

Unknown

nihao様
この作品、私は駄作だと思います。本屋で探したりするのは時間の無駄なのでお勧めしません。
駄洒落のレベルがいただけないと言う厳しいご指摘に、村下卓児、落ち込んでいるのではないかと思います。まあ、自業自得と言うことでしょう。
私も翻訳された小説にはどうにもなじめません。作者の感性と翻訳者の感性の違いがどうしても気になるのです。とは言ってもレイモンド・チャンドラーのロング・グッドバイを村上春樹の訳でも読んでみたのですけれど判定は難しい。作家の村上春樹の方がプロの翻訳家、清水俊二よりすばらしい文章になっているかというと疑問も残るのです。



masa様
どちらのmasa様か存じ上げませんが、感服いたしました。
場にあるカード、総取りさせていただきます。
今後ともポチよろしくお願いいたします。



panco様、
駄洒落のレベルが低いとnihao様から指摘されたのですけれど、panco様からは駄洒落の質が高いとのコメント、村下卓児、飛び上がって喜んでいるだろうと思います。でも三平ですか?
私は今年の篠崎ハヤブサの人文学賞は梅棹忠夫だろうと予測しています。でも篠崎ハヤブサさんってなにやってた人でしたっけ?
この村下卓児さんですけれど、奥付によるとSF作家の眉村卓の次男とのこと。長男の村上卓児さんもロマンス系の作家のようです。
嘘などついたことのない私ですけれど、たとえ嘘つきと言われようとポチを下さる方は神様です。今後ともポチよろしくお願いいたします。

Unknown

大変失礼を致しました。
私この駄洒落は、kumasan作だと思い込んでおりました。
眉村卓さんは知っておりますが、息子さんの存在すら知りませんでした。
思いっきりバカを露呈しております次第です。(恥
で・・・
やはり駄洒落の点ではセンスがいいのでは?
だって、kumasanだと思ったくらいですから・・・
三平とも・・・

Unknown

panco再び様、
あの駄洒落、私ならセンスが邪魔してかけませんす。
まして三平師匠などと、もう大変なんすから。
身体だけは大事にして下さい。
それにしても、篠崎ハヤブサって、、、、
プロフィール

kumasan114

Author:kumasan114

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