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無償の善意

     2008-07-10 : フィクション
 物忘れが激しい。年とともに忘れっぽくなるのは正常な物忘れだと聞いていたし、記憶力の低下を自覚していれば病的な物忘れではないとも聞いていた。それにしてもあまりにひどいので、メンタルクリニックを受診した。

 もともと病院嫌いの私が診察を受けてみようという気になったのは全くの偶然からである。先月の末、高校時代の友達3人で横浜ルミネの地下にある焼き鳥屋、鳥半で飲んでいたときのことだ。この年になると病気の話で何時間も話を続けることが出来る。その日は物忘れの話で盛り上がっていた。

 我々3人はカウンター席に並んで座っていたのだが、私の右隣に座っていた40歳代後半くらいの女性から突然声をかけられた。病的な物忘れではないかどうかぜひ検査するべきだというのである。

 ご自身の体験談であるが、会社を経営されていた彼女、あるとき突然漢字が書けなくなったという。もちろん漢字を読むのに不自由は無いし、判断力にも問題は無い。それなのに漢字だけが書けない。横浜市立みなと赤十字病院の物忘れ外来を受診したというのである。

 メンタルテストを受けたあとMRIを撮って、結局軽度認知障害と診断されたらしい。これはMCI(Mild Cognitive Impairment)と呼ばれていて、認知症になるリスクが高い状態である。

 まだまだ判断力と実行力に問題の無い彼女は八方手を尽くして専門医を探し、横浜にある日本でも指折りのUSHメンタルクリニックを見つけ、今そこに通っているという。そこで「MCI患者は脳細胞のダメージが少ないので、運動や睡眠、栄養などの生活習慣を改善することによって、アルツハイマー病への進行を遅らせることが十分可能です」と言われ薬物療法のほかに運動療法も受けていているらしい。幸い早期に発見されたので認知症の進行は無いとも言われているとのこと。

 こんな話を聞いて我々3人、ひとごとではないと急に口数が少なくなってしまった。そんな我々に彼女はぜひ受診するべきだと繰り返す。何も無ければラッキーだし、早期に痴呆が見つかってもラッキー。失うものは何も無い、なんならUSHメンタルクリニックを紹介してもよいという。

 そんなわけで都築区のマンションの一室にあるUSHメンタルクリニックを訪れたのは今月の初めだ。表札のところに掛かっているクリニックの看板がおしゃれである。担当していただいた臼田先生は30歳代の若い先生で、穏やかな話し方をする。30分ばかり雑談をしてメンタルテストを受けることになった。。

 メンタルテストとはこんなテストである。

 問1 今年は何年ですか:
 西暦2008年、皇紀でいうと2668年、平成20年。大丈夫そうだ。
 
 問2 今の季節は何ですか:
 これはちょっと難しい。夏至は6月21日だから夏かとも思うけれどまだ梅雨だし、でも春と言うには暑いし、、、、解らないと答えておいた。

 問3 ここは何県ですか: 
 横浜に決まっている、、っていや神奈川県だ。
 
 問4 ここは何階ですか: 
 ミニスカートの看護士さん、佐伯さんがロビーから連れてきてくれたので、何階か判らない。多分30階くらいかな。部屋番号の上にもクリニックの看板があったから覚えていない。

 問5 1000から順に4回77を引いてください:
 えっ、100から7引くのではなく、、、923、846、769実はこれは簡単。百の位は1づつ引いていき下二桁は23を加えていけば良い。
 
 問6 電話番号は:
 090-3678-0981 自分の携帯番号を覚えていない人が多いようだ。私は大丈夫、ちゃんと覚えている。レストランを予約するとき聞かれるしね。

 問7 生年月日は:
 昭和49年5月1日 最近生年月日がごちゃごちゃになっていて公式回答がこれである。もしかすると10年違っているかもしれない

 問8 暗証番号は:
 2851 キャッシュカードもクレジットカードも同じ番号にしているから楽ちんだ。
 
 問9 年齢は:
 35歳9ヶ月。 問5から問9は数字脳の検査だと後で説明された。なるほど、納得。

 こんな検査が続いて、結局診断結果は問題なしであった。正常な記憶障害の範囲であるという。それにしても生年月日や電話番号は受診表に書いたわけだから重ねてテストをする意味がちょっとわからない。それでも正常だという診断結果には安心し、クレジットカードで支払いを済ませて家路に着いた。

 たまたま鳥半で彼女に会わなかったら物忘れ外来を受診することは無かっただろう。見ず知らずの我々にわざわざクリニックを紹介してくれた彼女にいくら感謝しても足りない。自分には一文の得ににもならないだろうに。

 そんなわけで、この程度の物忘れは正常であるとわかって安心している。そういえばブログを更新するのを10日もすっかり忘れていた。これも正常範囲らしいので更新頻度が下がったとしても心配しないで欲しい。

 今日、USHメンタルクリニックから検査結果の訂正が郵送されてきた。記憶障害に問題があるかもしれないと書いてある。というのも暗証番号が違っていたというのだ。そういえば先月の初めに全部の暗証番号を2781に変えたのをすっかり忘れていた。どうやって正しい暗証番号を調べたのか分らないがさすが有名クリニック、しっかりしている。

 もう一度メンタルテストを受けるように、というメモも入っていた。特別に無料だというから忘れなければそのうち出かけようと思っている。場所を憶えているかどうか自信は無いのだが、、、、、、





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どこまでが本当のお話なのですか?^m^

居酒屋で偶然に隣あわせた、
謎の女X・・う~ん、これは怪しい、
kumasan、大丈夫かしら・・・と、
真面目に読み進むうちに、
「な~んだ」と、
おかしさがこみあげてきましたよ。


何が本当だか????

やなぎはっか様、
物忘れが激しいのは厳然たる事実です。USHメンタルクリニック、臼田先生と看護師の佐伯さん、受付の本田さんだったかな、の頭文字をとってUSHらしいのですけれど、仲間内では嘘八百の頭文字ではないかと言っています。

真面目なお話なのですか?

ユーモアにピンと来ないときがあるものですから・・。

kumasanのお返事を拝読して、
ちょっぴり「クソ真面目」の芽が疼いた私は、
「USH・・」で、横浜の病院を検索をしてしまいましたよ。
けれど、無い!・・・見つかりません。
・・知る人ぞ知る、秘密のクリニック?
今度は真面目に、その病院は大丈夫なのかな、と思いました。^^;

あのう・・私は、加齢とは関係なく、子どもの時から、忘れっぽいのですが・・・。

Unknown

やなぎはっか様、
心配かけて申し訳ありませんでした。これはフィクションです。この記事のカテゴリーをエッセー・フィクションにしておきました。笑えない作品だったということで反省しています。

物忘れ、確かに昔からありますね。若い頃はメモに書いたり、一生懸命忘れない努力をしていたのを今になるとすっかり忘れているということでしょう。

こちらこそ、ごめんなさい。

 よくよく日記の全体を見渡せば、
「エッセー フィクション」というカテゴリーが入っているではありませんか。
すっかり「場」を壊してしまいましたね。

でも、良かったです、フィクションで・・・。

kumasanさんが悪いのではありませんよ、
私の感性が鈍かったのです。

以上、この項、終わり!
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kumasan114

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