大掃除と古新聞

     2011-11-01 : エッセー
 11月に入ると少しずつ大掃除を始める。

 一年間動かすことの無かった本棚から本を全部取り出し、ページをぱらぱらとめくって空気を入れる。どっこいしょと本棚を動かし、一年間日が当たることのなかった床にきれいに掃除機をかけ、雑巾で拭く。こんなのは半日仕事のはずだが、ところがどっこい、そうは行かない。きっと、床に座ったまま本を読み始めてしまうからだ。

 洋服ダンスの整理も一日がかりだ。段ボールでできた衣装箱から冬物を取り出し洋服ダンスに移し、洗濯の終わった夏物を、衣装箱につめる。これに一日かかるのは衣装もちだからではない。衣装箱の底に引いてある古新聞をきっと読み始めるからだ。

 古本や古新聞の活字には不思議な魅力がある。忙しい最中なのに、たまらなく読みたくなるのは一体何故だろう。

 昔は八百屋で買い物をすると、大根や牛蒡を古新聞にくるんでくれた。最近はずいぶん少なくなったが、近所のJA野菜直販所にある石焼イモ屋では、熱々の焼き芋を半年も前の神奈川新聞に包んでくれた。焼き芋もおいしいが、古いローカル紙を堪能させてもらった。

 この週末、山梨に紅葉狩りに出かけ、帰りに道の駅清里で野菜をしこたま買い込んだ。そのときキャベツを包んでくれたのが半月前の山梨日日新聞。その上、包んでくれたのが地域のページだったから嬉しさ百倍。

11yamanashinichinichi.jpg


 「円高還元セール、墓石を展示販売」
 「隠れた地元の名所再発見、修験者の聖地、鬼の杖、、、」
 
 などという記事の下に映画館の宣伝もある。

 塩山シネマで上映しているカーズ2、入場料が800円のようだ。なんだ、この安さは。テアトル石和は2本立てで900円。甲南劇場は4本立てで1000円。

 4本立て??? 一体どんな映画かと思ったら、「美人妻羞恥と恥辱の間で」「女真剣師色仕掛け乱れ指」、、、、、、最近あまり新聞では見ることのなくなった題名だ。

 そんなこんなで、古新聞をなめるように読み、ブログまでひとつ書きあげてしまった。秋の夜長はふけていく、、、、



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